第一回パタンジェ村訪問 その2(2015年3月)
からの続きです。
パタンジェ村訪問
2015年3月9日から3月21日の日程でネパールを訪問、2015年3月12日から3月18日まで村に滞在し、支援活動を行いました。
ネパールの首都カトマンズから車で1日目、近隣の町オカルヅンガに行き一泊したのち、そこから車で約3時間、悪路を揺られてパタンジェ村に到着しました。
支援活動
村へ到着した翌日(3月13日)、村人への支援の説明を行うこととなりました。
村の広場に行くと、まず、村人による歓迎を受けました。
村への支援の考え方として、私たちはお金による支援は出来ないこと、私たちの知識と技術による支援を通して、村の皆さんのお役に立ちたいことをお伝えしました。
シイタケ・メロン・サツマイモの栽培の説明
村の気候を考慮し、栽培可能と思われる新たな作物として、シイタケ、サツマイモ、メロンの栽培方法について説明をしました。
種ヤギのプレゼント
ヤギの飼育は、現金収入の手段として村で一般的な方法です。その種ヤギとしてヤギをプレゼントすることにしました。ヤギに関しては、自立を促す目的があるため、ただプレゼントするのではなく増やして売った場合は、その金額の一定割合を会に返していくことを村人と話し合って決めました。
ジャム作りの実演
村でたくさん採れるリンゴが傷んでしまうということなので、保存方法としてジャム作りを実演しました。
シイタケの菌打ち作業
村で手に入るネパールハンノ木で、シイタケの栽培にチャレンジしました。約30本の原木に日本とネパールの菌を植え付ける作業を行いました。村人の関心が高く、多くの村人が見学に来ました。
収穫は2年後になる予定です。
新たな課題
村の診療所を訪ねた際に、ドクターやナースから色々話を聞くことができました。村で一番多い病気は目と喉の病気で、原因はカマドから出る煙と畑仕事の土埃だという話でした。
村の民家には煙突がついておらず、カマドの煙はすべて部屋の中に充満します。村人の健康面の問題として次回以降の課題となりました。