ネパール「パタンジェ村」支援のきっかけ
ネパールについて
ネパールは、インドと中国のチベット自治区に接する内陸国で、世界最貧国のひとつです。インドに近い南部のタライ平原は、稲作を中心とする穀倉地帯で、産業の8割を農業が占めており、ヒマラヤを中心とした観光産業も盛んです。
しかしながら、インフラの遅れ等で、多くの山村では今でも自給自足の生活が続いており、経済発展も遅れているため、若年層を中心にマレーシア、カタール、サウジアラビア等に出稼ぎに行かざるを得ないのが現状です。
私たちは、縁あってネパールのパタンジェ村へ、自立を前提とした農業支援、生活支援等を行っています。
パタンジェ村との出会い
2013年4月、私たちがヒマラヤトレッキングに行った際、パタンジェ村出身のガイドさんやポーターさんにお世話になりました。
2週間のトレッキングのあいだ、村出身の青年と交流をする中で、教育を受ける機会が少なく、ほとんど現金収入が得られない貧しい村の現状を知りました。
日本に帰国した後も彼らとの交流は続き、翌年再びトレッキングでネパールに訪れることになりました。
村の青年との出会い
2014年7月、再びネパールを訪れた際に出会った青年がダムラジュ君でした。
彼は学校を卒業した後、サウジアラビアに出稼ぎにいき4年間自動車整備の仕事をしていました。出稼ぎでの過酷な仕事を終え、帰国した後にトレッキングの仕事を始めました。
出稼ぎで辛い経験をしたダムラジュ君は、村の生活向上のためにはどうすればいいかを熱心に相談してくれ、その熱意に動かされ村の支援活動を始めることとなりました。
支援に対する考え方
私たちは村人たちの生活向上を目指して、教育を受ける機会が少なかった村人たちに知識や技術を提供することによって、彼らの自立と子どもたちの将来に夢が広がることを願い活動しています。